2023/09/24 02:57
短編小説「うんこシューティング」
町の平和な日常が一変した。突如として現れた謎の異星人が、人間の排泄物を標的に攻撃し始めたのだ。彼らは「ウンコイド」と呼ばれ、巨大な便器型の宇宙船から無数のウンコを発射してくる。人々は恐怖に怯え、街はウンコまみれになってしまった。 主人公の名前は太郎。彼は普段は平凡なサラリーマンだが、その平凡さが彼を特別な存在に変えることになる。彼はある日、ウンコイドの攻撃を目撃し、憤りを感じる。自分たちの大切な街が汚される姿に、怒りが湧き上がってくるのだ。 太郎は怒りをバネに、ウンコイドとの戦いに立ち向かうことを決意する。彼は自宅にあったトイレから、特殊なガントレットを手に入れる。そのガントレットには、ウンコイドを撃退する特殊な光線銃が装備されていた。 太郎は街の中心地へと向かう。そこにはウンコイドの侵略を食い止めるための拠点が設置されていた。しかし、その拠点はウンコイドの攻撃を受けて崩壊寸前だった。太郎は拠点の防衛に参加し、光線銃を使いウンコイドを撃退していく。 必死に戦う太郎だったが、ウンコイドの攻撃は止まることがなかった。彼らは次々と便器型の宇宙船からウンコを発射し、街を汚し続けた。太郎は追い詰められながらも決死の覚悟で戦い続ける。 そして、ついに太郎はウンコイドの母船に辿り着く。そこで彼は驚愕の事実を知る。ウンコイドの攻撃は、彼らの生存のための必要な行為だったのだ。彼らは宇宙の資源を枯渇させ、自分たちの生存を守るために地球からウンコを回収していたのだ。 太郎は混乱し、自分の怒りが一瞬で冷める。彼はウンコイドの母船に向かって光線銃を向けるが、その手は震えていた。彼はウンコイドとの戦いをやめ、地球と共存する道を選んだのだ。 太郎は光線銃を捨て、街に戻る。彼は人々にウンコイドの真意を伝え、共に生きる方法を模索するよう呼びかけた。人々は最初は戸惑いながらも、少しずつ理解を示し始める。 街は再び平和になり、ウンコイドと人間は共存することを学んでいった。太郎の勇気と決断が、新たな未来を切り拓いたのだった。