2023/09/07 02:22
短編小説「宇宙人うんこリアン」
宇宙船の中で、宇宙人のうんこリアンが悩んでいた。 うんこリアンは、地球の研究を行っている宇宙人で、その特徴は、いつも笑っている顔の下半分がうんこの形をしていることだった。彼らは、地球の人間が最も大切にしているものの一つである「うんこ」に興味を持ち、研究を進めていた。 しかし、うんこリアンは最近、地球の人間たちがうんこに対して異常なまでの執着を示していることに疑問を抱いていた。彼らは何故、うんこにそんなに興味を持つのだろうか？ ある日、うんこリアンは地球に降り立ち、人間たちが集まる公園にやってきた。そこで彼は、地球の人間たちがうんこを排泄する様子を観察した。 しかし、うんこリアンが見ているうちに、彼は不思議なことに気づいた。地球の人間たちは、うんこを出すと同時に、笑顔でその姿を撮影し、SNSにアップロードしているのだ。 うんこリアンは驚きながらも、その光景を見つめていた。彼は地球の人間たちがうんこに対して異常なまでの関心を示す理由を知りたくなった。 そして、うんこリアンは一人の女性に声をかけた。「すみません、地球の人間たちがうんこにそんなに興味を持つ理由を教えてもらえますか？」 女性はびっくりした表情でうんこリアンを見つめながら、「うんこ？それは私たちにとってはただの排泄物ですよ。でも、最近はSNSで人気があるんです。みんなが自分のうんこを写真に撮ってアップロードしているんですよ」と答えた。 うんこリアンは更に疑問を抱きながらも、「なぜ、うんこをアップロードするのですか？」と尋ねた。 女性は微笑みながら言った。「うんこをアップロードすることで、自分の存在を主張したり、他の人と繋がりを感じたりするんです。うんこは私たちにとって、ただの排泄物ではなく、自己表現の一つなんですよ」 うんこリアンは驚きながらも、地球の人間たちがうんこを通じて自己表現をする理由を理解することができた。彼は自分たちの研究を深めるため、地球の人々のうんこに対する関心をより詳しく調査することを決意した。 そして、うんこリアンは宇宙船に戻り、これからも地球のうんこについての研究を続けることを心に誓ったのであった。