ある日、私は友人の家に遊びに行った。彼の家は古い木造の一軒家で、周りには広大な庭が広がっていた。その日も夕方になり、私たちは彼のリビングでくつろいでいた。 すると、友人が何かを見つけたような表情で立ち上がった。「おい、これを見てくれ」と彼は言った。彼の手には、普通の爪楊枝ではなく、なんとうんこの形をした爪楊枝が握られていた。 私は驚きつつも、興味津々でその爪楊枝を手に取った。確かに、その形状はまさにうんこのようだった。しかし、なぜこんなものが友人の家にあるのか、そしてなぜそれを彼が見つけたのかが分からなかった。 友人は不気味な笑みを浮かべながら言った。「実は、この爪楊枝を見つけたのは僕じゃなくて、この家の前の庭で働いていた庭師さんだ。彼が何かを探している最中に見つけたんだってさ」 私たちは興味津々でその庭師さんの話を聞いた。彼は庭の手入れをしている最中、地面に突き刺さった爪楊枝を見つけたという。最初はただの爪楊枝だと思っていたが、その形状に気づいて驚いたという。 庭師さんはその爪楊枝を持ち帰り、友人に見せるために持ってきたのだ。彼は「これが何なのかわかるかな?」と言ったが、私たちは答えを知る由もなかった。 友人は爪楊枝をテーブルに置き、私たちに向かって言った。「このうんこの爪楊枝、なんだか不気味だよね。でもね、これにはちゃんと意味があるんだ。実は、この家には昔、呪いがかけられているんだ」 私たちは驚きの表情を浮かべた。友人は続けた。「この家に住む人々は、幸せな人生を送る代わりに、何かしらの代償を払わなければならない。そして、その代償は、このうんこの爪楊枝に象徴されている」 私たちは友人の言葉に戸惑いながらも、なぜか心の中で彼の言葉が真実味を帯びているような気がした。 その後、私たちは友人の家に泊まることになった。夜が更けるにつれ、不気味な雰囲気が部屋に漂ってきた。窓の外では風が吹き荒れ、木々がざわめいていた。 すると、私たちは共通の感覚に気づいた。爪楊枝がテーブルの上で揺れ始めたのだ。まるで、何かが爪楊枝に触れているかのように。 私たちは恐怖に顔を歪めながら、友人の言葉を思い出した。この家に住む人々は、幸せな人生を送る代わりに何かしらの代償を払わなければならないのだと。 その代償の一つが、このうんこの爪楊枝であると。 突然、爪楊枝が勢いよくテーブルから飛び出し、私たちの前に落ちた。その瞬間、部屋は一気に暗闇に包まれた。 私たちは恐怖に震えながら、この家の呪いに巻き込まれたのだと悟った。 そして、その後、私たちはこの家から逃げ出すことしかできなかった。 うんこの爪楊枝の謎は解けないまま、私たちはこの不気味な出来事を胸に刻んだまま、それぞれの人生を歩んでいった。