2023/09/14 00:43
短編小説「うんこヤクザ」
ある晩、街の片隅にある小さなバーで、私は酒を飲みながら一人で考え込んでいた。 この街は、裏社会の闇に彩られた危険な場所だ。ヤクザやギャングが跋扈し、麻薬や武器取引が横行している。私は探偵としてこの街で生計を立てているが、最近は依頼が減ってきている。それもそのはず、この街では警察さえも腐敗している。 バーのカウンターには、バーテンダーのオッサンがぼんやりと酒を磨いている。彼もまたこの街の裏社会に精通している人物だ。私は彼に向かって言った。 「最近の仕事が減ってきたな。この街のヤクザたちも何か企んでいるようだ」 オッサンは笑いながら答えた。 「そうだな、最近は新しいヤクザ団体が浮上してきているみたいだ。うんこヤクザって呼ばれているんだ。何でも、彼らは麻薬を作る際に特殊な方法を使っているらしい」 私は興味津々で聞いた。 「特殊な方法って？」 オッサンはにやりと笑った。 「彼らはなんでも、麻薬を作るために自らの排泄物を使っているんだとさ。うんこを発酵させて、それを原料にしているんだってな」 私は驚きながらも、興味深く聞き入っていた。 「そんなことが本当にあるのか？」 オッサンは頷いた。 「確かな情報ではないが、それが彼らのやり方だと言われている。だから、彼らをうんこヤクザと呼んでいるんだろう」 私は考え込んだ。この情報はどうやら新しいヤクザ団体の存在を示唆している。そして、それは私にとって新たな仕事のチャンスかもしれない。 「オッサン、ありがとう。これから私は彼らを追い詰めるために動く。この街を清めるためにな」 オッサンは頷いて言った。 「頼んだぞ。がんばってくれ」 私は決意を胸に、バーを後にした。闇の中、うんこヤクザの存在を探し出し、この街を取り戻すために戦う。