ある日、主人公の田中は友人の誕生日パーティーに招待されました。友人の家は田舎にある古い屋敷で、少し不気味な雰囲気が漂っていました。田中は興味津々でその屋敷に足を踏み入れました。 パーティーは賑やかに進行していきますが、その中で田中は不思議なものに気付きました。なんと、料理の横には割り箸が置かれているのですが、その割り箸にはうんこの形をした模様が彫り込まれているのです。 田中は最初は冗談かと思っていましたが、他の割り箸も確認してみると、どれも同じような模様が彫られていることに気がつきました。不気味な感じがして、田中は周りを見回しましたが、他の人たちは何も気づいていない様子でした。 田中は不安を抱えながらもパーティーを続けますが、割り箸のうんこ模様が気になってしまいました。彼は思わず友人に尋ねました。 「この割り箸、なんでうんこみたいな模様なんですか?」 友人は笑って答えました。「それはこの屋敷に伝わる怪談の一つなんだよ。昔、この屋敷に住んでいた人が、割り箸にうんこの形を彫っていたんだって。それが何かの縁起物だと言われているんだ。」 田中は驚きました。怪談の話なんて信じていなかったけれど、なんだか不気味な雰囲気が増してきました。それでも友人たちは怖がらずにパーティーを楽しんでいる様子で、田中もなんとか気持ちを切り替えようと頑張りました。 しかし、時間が経つにつれて、割り箸のうんこ模様がますます気になってしまいました。田中はついに我慢できず、割り箸を手に取りました。 彼は割り箸をじっと見つめながら、不気味な感覚に襲われました。割り箸のうんこ模様がどこか生々しく見え、まるで本物のうんこが割り箸に宿っているかのようでした。 田中は割り箸を握りしめ、怖いもの見たさでそのまま口に運びました。すると、口の中には甘い味が広がりました。彼は驚きながらも、その味わいに酔いしれました。 しかし、その後、田中の体調は急激に悪化しました。吐き気と腹痛が襲い、彼は苦しむ日々を送ることになりました。病院に行っても原因がわからず、医師たちは手をこまねいていました。 田中はもう自分の体が持たないと思いました。彼は友人たちに助けを求めましたが、誰も彼の苦しみを理解してくれませんでした。彼は孤独と絶望に包まれながらも、割り箸のうんこ模様を彫った人の呪いに取り憑かれたのだと悟りました。 そして、ついに田中はその苦しみに耐え切れず、命を絶つことになります。彼の死後、友人たちの間では田中の死が怪談の一部として語り継がれることになりました。 それ以来、その古い屋敷では割り箸のうんこ模様を見ると、田中の亡霊が現れると言われています。人々はその屋敷を避け、割り箸のうんこ模様を見たくないと思うようになりました。 田中の死の真相は闇の中に埋もれ、彼の苦しみも知られることはありませんでした。割り箸のうんこ模様はただの話題となり、時が経つにつれて忘れ去られていくのでした。