ある晩、町の小さなアパートに住む主人公・太郎は、不思議な現象に悩まされていた。そのアパートには、何かが蠢いているような気配が漂っていたのだ。 太郎は最初は気のせいだと思っていたが、徐々にその気配が現実的なものに変わっていくのを感じていた。夜中に目を覚ますと、壁や床から微かな音が聞こえてくる。それはまるで何かが這っているような音だった。恐怖に震える太郎は、携帯電話の明かりで部屋を照らし、その音の元を探ろうとする。 すると、彼の目に飛び込んできたのは、部屋中にうんこが蠢いている光景だった。うんこたちは小さな生物のように動き回り、壁や床を這いずり回っているのだ。太郎は思わず声を上げてしまった。 「な、何だこれは…!」 太郎はパニックに陥りながらも、冷静さを取り戻し、うんこたちがどこから現れているのかを探るために、アパートの廊下に出た。すると、廊下にもうんこたちが蠢いているのを目撃した。太郎は思わず後ずさりし、恐怖に身を震わせた。 「なんてことだ…こんなこと、ありえない…」 太郎は周囲に人の気配がないことに気づいた。アパートの住人たちはどこかに行ってしまったのか、それともこの恐怖の中に取り込まれてしまったのか。太郎は不安と恐怖に支配されながらも、この蠢くうんこたちの正体を解明するために、必死に情報を集め始める。 調べていくうちに、太郎は昔からこのアパートには不気味な伝承があることを知った。かつてこの場所は、下水処理場として使われていたが、ある事件が起きてから廃墟となり、その後アパートとして再利用されたのだという。 太郎は怖ろしくなったが、この蠢くうんこたちの正体と関係があるかもしれないと直感的に感じた。彼は勇気を振り絞り、廃墟となった下水処理場に足を踏み入れることにした。 廃墟の中は闇に包まれ、不気味な匂いが漂っていた。太郎は懐中電灯を手に、ゆっくりと進んでいく。すると、彼の目には信じられない光景が広がっていた。 下水処理場の奥には、巨大なうんこの塊が存在していたのだ。それはまるで生き物のように蠢き、太郎に向かって近づいてくる。太郎は絶望に打ちひしがれながらも、この巨大なうんこの正体を悟るのだった。 それは、かつてこの場所で処理された人々の悪夢や苦悩が具現化したものであり、彼らの魂が封じ込められていたのだ。太郎は悲しみと怒りに震えながら、彼らの苦しみを終わらせるために、自らもその巨大なうんこの中に飛び込んでいくのだった。 太郎の行動によって、蠢くうんこたちは消え去り、アパートには再び静寂が訪れた。しかし、太郎の行方は知れないままだった。彼は果たして、魂の解放を果たすことができたのだろうか。それとも、巨大なうんこの中で永遠に苦しみ続ける運命に縛られてしまったのだろうか。 謎に包まれた結末は誰にも知られることはないまま、町のアパートは再び平穏な日々を取り戻したのであった。