ある日、平凡な高校生の田中健太は、学校帰りの道端で見つけた一本の古びた剣に引かれて立ち止まった。 「なんだ、これは…」 剣の柄には薄汚れた紙が巻き付けられており、健太はそれを解きながら読み始める。 「吾乃、うんこの魔剣、『ターディウス』。持ち主の願いを叶える力を持つ。しかし、その力には代償が伴う。使い手は…」 健太は興味津々で紙を広げ、残りの文面を読み進める。 「使い手は、自身が放つうんこの量に応じた代償を払わなければならない。願いを叶えるためには、自身のうんこの力を極限まで高める必要がある。しかし、その代償は…」 健太は文面が途切れていることに気づき、不思議そうに顔を上げる。すると、剣の刃が微かに光を放ち、煌々と輝き始めた。 「これは…お前が使い手なのだ。その心の奥に眠る願いを叶えよう」 剣が健太に語りかけるように囁く。健太は戸惑いながらも、剣の誘いに心を動かされる。 「願い…願いか。それならば、俺の願いを叶えてくれ!」 健太は剣を握り締め、心の中で願いをつぶやく。すると、剣から強烈な光が放たれ、健太の体が一瞬、浄化されるような感覚に包まれた。 そして、その光が収束すると、健太は自身に起こった変化に気づく。彼の体は以前よりもずっと強靭になり、力強いオーラが身体を包み込んでいた。 「これが、うんこの力か…!」 健太は自身の力に興奮しながら、剣を振りかざす。すると、剣からは謎の文字が浮かび上がり、空中に大きなうんこが出現した。 「これならば、何でも叶えられる!」 健太は自信満々に剣を振り下ろすと、その場にいた人々が驚愕の表情を浮かべる。彼らは健太の願いによって、一瞬で贅沢な食事を堪能することができたのだ。 しかし、健太は喜びに浸る間もなく、代償の存在を思い出す。彼は自身のうんこの力を使い切ってしまうことで、自分自身を犠牲にしなければならないことを知っていた。 「でも、それでもいいんだ!」 健太は自分の願いを叶えるために、決意を固める。彼は剣を振りかざし、再び願いを放つ。 だが、健太の願いを叶えるための代償は、彼が想像していたよりも遥かに大きかった。 彼の体はますます消耗し、やがては倒れこんでいく。健太の願いは叶ったが、その代償として彼は命を捧げることとなったのだ。 周囲の人々は驚きと悲しみに包まれ、健太の最期を見送った。 「彼は本当に自分の願いを叶えるために命を捧げたんだ…」 誰かが呟く。健太の犠牲は、彼の願いを叶えた人々の心に深い感謝と敬意を生むことになるのだった。 うんこの魔剣『ターディウス』は、その後も人々の願いを叶える力を持ち続けたが、使い手たちはその力を使うことに対して、健太のような覚悟を持たなければならなかった。 そして、彼らは願いと代償の間で葛藤し、自身の選択に向き合っていくのであった。 終わり