ある晩、田舎町の小さな家に住む主人公の太郎は、ひとりで夜遅くまでテレビを見ていた。外は静かで、風もなく、どこか不気味な雰囲気が漂っていた。 突然、太郎の背筋が凍りついた。何かが部屋の隅にうごめいているのを感じた。彼は勇気を振り絞り、部屋の明かりを点けると、床に黒い物体がゆっくりと這っているのを見つけた。 それはなんと、うんこだった。しかも、非常に大きく、ドロドロとした形状をしている。太郎は驚きと嫌悪感で顔をしかめた。 「なんてことだ…こんな時間にうんこが部屋に現れるなんて…」 太郎は不思議に思いながらも、怖さを抑えてうんこに声をかける。 「おい、なんでここにいるんだ?」 すると、うんこはゆっくりと姿勢を正し、太郎に向かって微笑んだ。太郎は驚きのあまり、声を上げてしまった。 「な、なんだその笑顔は!?」 うんこは微笑みながら太郎に近づいてきた。太郎は後ずさりしようとしたが、足元がすくってしまい、動けなくなってしまった。 うんこは太郎の目の前で停止し、ぞろりと口を開けた。その中から、数え切れないほどの小さなうんこが次々と飛び出してきた。 太郎は恐怖にかられながらも、うんこたちがどうやって飛び出しているのかを見つめた。すると、うんこの中から何かが現れた。それは黒い影であり、人のような姿をしている。 「なんだ…あれは?」 影はゆっくりと太郎に近づき、微笑みながら囁いた。 「私たちは、あなたの心の中に住んでいるものです。あなたの不安や恐怖、嫌悪感が私たちを生み出しました。」 太郎は困惑しながらも、自分の中の闇が具現化されていることに気づいた。彼は怖さと共に、悔しさを感じた。 「なんでこんなことになってしまったんだ…」 影は微笑みながら太郎の肩に手を置き、優しく囁いた。 「大丈夫ですよ、太郎さん。私たちはあなたの心の中にいるだけです。あなたが心の闇を受け入れ、向き合うことができれば、私たちは消えてなくなるでしょう。」 太郎は困惑しながらも、影の言葉に耳を傾ける。彼は自分の中の闇と向き合い、受け入れる勇気を持つことを決意した。 そして、太郎が心の闇と向き合うことで、うんこたちは次第に消えていき、部屋は元の静寂に包まれた。 太郎は深いため息をつきながら、自分の中の闇と向き合う旅が始まったのだった。