ぼくの名前は渚。生きることに無頓着なボクっ娘少女だ。そこら辺の草花よりも生きることに興味がなく、ただ日々をただ流れるように過ごしていた。大学にも一年生なのにまともに授業に参加できず、アルバイトも探せずにいた。家族にも迷惑をかけ続けることになるだけだから、これ以上は頼れなかった。そんなぼくは、自ら死ぬことを決意した。 ある日、ぼくは心の中で決断を下した。もう生きることには意味がない。自分の存在が他の誰かにとって何か意味のあるものだとは思えなかった。お母さん、お父さん、そして弟には申し訳ない気持ちでいっぱいだった。だから、ぼくは遺書を書くことに決めた。 一週間後のある日、ぼくは死体と化していた。ぼくの死は家族や友人たちに大きな衝撃を与えた。彼らはぼくが自殺するなんて思いもよらなかったのだ。 葬儀の日、家族や友人たちが集まった。悲しみに暮れる彼らの中で、ぼくは自分の選んだ道に納得していた。だが、その中でも特にぼくにとって大切な存在だったのは、ずっとぼくを支えてくれた弟のことだった。 弟はぼくの死後、ずっとぼくの遺書を手に握りしめていた。ぼくは彼に対して申し訳ない気持ちでいっぱいだったが、弟はそれを受け入れることができなかった。彼はぼくの死を受け入れることができず、ずっとぼくのことを思い続けていた。 数年後、ぼくの弟は大学を卒業し、就職先でも順調にキャリアを積んでいた。彼はぼくの死をきっかけに、自分の人生を変える決意をしたのだ。 ある日、弟はぼくの遺書を手に取り、ぼくの最後の言葉を読み返した。そこにはぼくの迷いや苦しみ、そしてぼくが求めていたものが綴られていた。それを読んだ弟は、ぼくが生きることを諦めた理由を理解し、同時にぼくが求めていたものを感じ取った。 弟はぼくの遺志を継ぐことを決意し、自分の人生を変えるために行動を起こした。彼はぼくの死をきっかけに、自分自身を見つめ直し、自分の人生に意味を見出すことができたのだ。 ぼくの死から数年後、弟はぼくの思いを胸に、自分の夢に向かって歩みを進めていた。彼はぼくの遺した言葉を胸に、自分自身を信じて大切な人たちと共に生きることを決意した。 ぼくの死は家族や友人たちに大きな衝撃を与えたかもしれない。しかし、ぼくの弟がぼくの死から学んだことは、生きることの大切さや、自分自身を信じることの意味だった。 ぼくは今はもういないけれど、ぼくの思いが弟の心の中で生き続けていることを知って、ぼくは心から安心した。