青春学園テニス部のメンバーたちは、練習の合間に焼肉を食べることになった。しかし、なぜか他校のメンバーも集まってきていた。 手塚は部員たちに向かって言った。「皆…聞いてくれ。今日は焼肉を食べないか?」 部員たちは驚きながらも興味津々で手塚を見つめた。 跡部が不思議そうに言った。「アーン?面白そうじゃねぇの。」 越前は首をかしげながら言った。「どっから出てきたんっスか…」 白石も不思議そうに言った。「なんや、青学は焼肉か」 遠山は大喜びで言った。「コシマエー!ワイも焼肉食べたいわ〜!なあー!白石!焼肉いこーや!」 越前は疑問を抱えながらも言った。「……ここ青学っスよね?なんで四天宝寺と氷帝が…」 白石は気にしないように言った。「気にせんといてや、な?」 越前はまだ納得していない様子で言った。「…気になるけど」 そんな中、木手が口を開いた。「四天宝寺、氷帝だけではありませんよ。」 幸村も笑顔で言った。「もちろん俺らも来てるよ。」 越前はますます困惑した表情で言った。「…ここ青学の敷地っスよね?」 すると、突然芥川が現れた。「あー!ブン太くんじゃん!久しぶりだCー!」 丸井も興奮気味に言った。「おっ!慈郎久しぶり!」 越前は苦笑いしながら言った。「……ツッコんだら負けってこと?」 焼肉行くのはわかったけど他校まで来る必要ある?誰も注意しないし…。 桃城が考え込んで言った。「……焼肉ってなると大石先輩が」 菊丸も同意しながら言った。「大石焼肉って話になると大変なんだよなー。流石のゴールデンペアでも同調できないにゃー」 大石は不思議そうに言った。「…2人ともなんか言ったか?」 桃城と菊丸は一斉に言った。「なんでもないっ!」 手塚は皆の様子を見ながら言った。「…焼肉と聞いて気が緩んでいるだろうが、……油断せずに行こう。」 乾が何かを手に持って言った。「美味いものを食べに行く前に……これはどうだ?」 越前は驚いた表情を浮かべて言った。「ゲッ…乾汁は要らないっス」 不二は微笑みながら言った。「そう?美味しいけど」 越前は思わず言いかけたが、言葉を飲み込んだ。不二先輩の味覚については言及しないほうが良いだろう。 越前は少し考えた後、再び言った。「……お金、どうするんスか。」 手塚以外の部員たちは一斉に叫んだ。「あーーー!!!」 切原は困った様子で言った。「俺何も聞かされてなかったんで金……うわー使っちゃってるし」 真田が厳しい表情で言った。「たるんどる!」 切原はひるんで謝った。「ひっ…真田副部長…スイマセン……」 越前は心配そうな表情で言った。「まさか無銭飲食とか…」 手塚は自信を持って言った。「勿論…預かっている。これはテニス部合同だからな。」 跡部も少し出し惜しみしながら言った。「俺からも少しだがな」 侑士は驚愕した表情で言った。「跡部財閥……財布の紐緩すぎやろ……。いや紐すらないんやな。」 越前は不安そうに言った。「ふーん、で、いつ出発?」 手塚は周囲を見回しながら言った。「バスがもう少しで…、来たようだな。」 遠山は興奮気味に叫んだ。「焼肉!焼肉!なー!たこ焼きあるん?ワイたこ焼き食べたくなってきたわー!コシマエ!」 越前は呆れた表情で言った。「コシマエじゃないし、越前だし。」 焼肉を食べに行くだけで他校も来るし。オチがあれば面白いけど… 白石が笑顔で言った。「コシマエ君肉食わへんの?」 遠山も笑顔で言った。「せやせや!ワイの肉分けたるでー!」 越前は困った表情で言った。「いや自分で焼くから」 木手が怒りながら言った。「こら…何故私の焼く肉を食べないんですか、ゴーヤ食わすよ。」 甲斐が突っ込んで言った。「ここに来てゴーヤなんておかしいさー」 青春学園テニス部の焼肉行きは、思いもよらない展開になっていった。果たして彼らは美味しい焼肉を楽しむことができるのか、そしてなぜ他校のメンバーも集まってきているのか、その真相はいかに…。